社会復帰するには
ひきこもりの原因は、複雑な要因が絡み合っている場合が多いです。
カウンセリングを行なうことにより、その原因を少しずつ整理していき、解決へ導き出せる場合があります。
うつ病や対人恐怖症などのような精神疾患がみられる場合は、精神科を受診して、適切な治療が必要です。
外出や登校、公共交通機関を利用することができない場合は、段階的な行動療法を行なって、補助者と一緒に改善を目指す方法があります。
次に、ひきこもりから脱却できた後も、いくつかの問題が起こる場合があります。
学生の場合は、同級生との間に学力の格差が開き、やる気をなくして、再びひきこもりに戻ってしまう場合があります。そんな時は、先生などに本人の状況を理解してもらい、学力を取り戻すことができるよう、個別に努力していく必要があります。しかし、高校や大学においては、出席日数や単位不足で、留年や退学になってしまうこともあり、学費の問題や心のケアも必要となってきます。そうなってしまった場合の選択肢として、大検受験をサポートする施設や、通信制の高校などへの再進学があります。
社会人の場合でも、履歴書にひきこもっていた空白の期間があると、どうしても就職活動で不利になってしまいます。そのためには、職業訓練を受けたり、資格を取得したりして、能力を認めてもらえるよう努力も必要です。
いずれしても、ひきこもりを解決するためには、両親、精神科医、カウンセラー、場合によっては職場や学校などが協力し、支援を続けていくことが大切なのです。